前回のアウェイ試合、奈良は愛媛戦で0-1で敗れました。この敗北は2021年11月3日のJFL第29節・ヴェルスパ大分戦以来、アウェイ試合での初の黒星でした。
しかし、奈良は気を落とす必要はありません。明治安田J3第4節のYS横浜戦以降、複数の失点を喫することなく、リーグ全体で最少の失点数を記録しています。
奈良は確かな信念を持ち、今節ではさらにゴールを奪いたいと考えています。
一方、前回の試合で沼津はYS横浜と対戦し、ゴール前で多くのチャンスを作り出し、3-1で勝利しました。
前回の試合の結果により、首位から3位までのチームが、5位以下のチームと勝点4差以上の差をつけました。
一方で、奈良からは勝点21で5位のチームまでが勝点3差以内に位置し、沼津から見れば勝点20で11位のチームまでが勝点3差以内にいます。
この混戦から抜け出すチームが、少しでも上位に浮上するチャンスをつかむことができるでしょう。
どちらのチームが混戦から抜け出すきっかけをつかむか、注目されます。
明治安田生命J3リーグ 第15節
2023年6月24日(土)15:03KO
ロートフィールド奈良
試合開始から、両チームはワクワク感あふれる攻撃を仕掛けていました。そして、ゴールの瞬間を迎えたのは沼津でした。
試合が始まってわずか10分、CKのチャンスが到来し、徳永 晃太郎の蹴ったボールに藤嵜 智貴が頭で合わせて、見事な先制点を奪いました。
そして、13分には和田 育からの絶妙なパスを受けたブラウン ノア 賢信が左足でシュートを放ち、追加点をたった13分で奪いました。
奈良も必死に反撃を試み、堀内 颯人や寺村 浩平のシュートチャンスを作り出しましたが、ゴールネットを揺らすことはできませんでした。結局、沼津が前半を2点リードで折り返しました。
後半に入って、奈良はボール支配率を上げ、攻撃を仕掛けましたが、スコアは変わらず。
試合終了のホイッスルが鳴り、沼津が2連勝を達成し、一方の奈良はJリーグ参入後初の2連敗を喫しました。
エキサイティングな一戦でしたが、沼津が勝者としての栄冠を掴み取りました。