沼津は前節の鳥取戦で競り負け、直近5試合ではわずか1勝しか挙げられず、足踏みが続いております。
特にホームゲームでの3連敗は前半戦での得意としてきた要素とは異なり、この流れを今節こそ断ち切りたいと願っております。
特に最近の3試合ではシュート数で相手に劣っており、5試合連続で複数得点を奪うことができていません。
前回の岩手戦でJリーグ初ゴールを決めた津久井 匠海は、「結果が求められており、自分もゴールを決める意欲が高いです」と語っております。
ブラウン ノア 賢信は前線で2ケタ得点に到達し、絶好調ですが、新たな選手が活躍してチームの流れを変える必要があります。
一方、岩手は松原 良香監督を解任し、中三川 哲治新監督が就任しました。中三川監督の初陣では宮市 剛のゴールを守り切り、4試合ぶりの勝利を収めました。
現在は12位に位置していますが、昇格圏までわずか9ポイント差。ここからの巻き返し次第で、昇格争いに加わるチャンスがあることは明らかです。
連勝を続けることが、彼らにとって重要な分岐点となりそうです。
明治安田生命Ｊ３リーグ 第29節
2023年10月1日（日）14:03KO
愛鷹広域公園多目的競技場
試合の立ち上がり、アウェイの岩手が前からプレッシャーをかけ、攻撃を強化していました。
一方、沼津の守備は対応に苦しみ、相手に押し込まれる場面が多く見られました。
そして、試合が進行して12分、宮市 剛が右サイドからのクロスを供給し、オタボー ケネスが見事にヘディングで合わせ、岩手が先制点を決めました。
しかし、沼津も少しずつ攻撃のリズムを見つけ出し、パスワークで相手陣地を押し込む時間を増やしました。
25分、森 夢真が左足で強烈なミドルシュートを放つと、ディフレクションでボールのコースが変わり、ゴール左に吸い込まれ、同点に追いつきました。
その後、沼津が試合を支配し、チャンスを作りましたが、GK丹野 研太が素晴らしいセーブを次々と見せ、得点を許しませんでした。逆に後半52分、交代から出場した加々美 登生が沼津のミスを突き、冷静にゴールに流し込み、再び岩手がリードに立ちました。
その後、岩手は自分たちらしい全員での守備を徹底し、沼津は細かいミスが目立ちましたが、スコアは変動せずに試合終了。岩手は監督交代後、2連勝を収め、沼津はホームでの4連敗となりました。
