沼津は現在6位で、前半戦最後のホームゲームで2位の鹿児島との試合を行います。勝利すれば、鹿児島との差はわずか4ポイントに縮まります。
この試合がシーズンの重要な転機となる可能性があります。
沼津は最近、上位争いに加わることが難しく、厳しいシーズンを経てきました。しかし、今季は前半戦終了時点で上位チームに迫っており、特に競争が激しいリーグで直接対決を制することは非常に重要です。
前節の今治との試合は厳しいものでしたが、終盤にブラウン・ノア・賢信の4試合連続ゴールで追いつくことができました。今後、上位争いを本格的に展開するために、勝ち切る力を示したいと考えています。
チームは最近5試合で負けない好調な状態にありますが、相手チームがボールを保持するスタイルに対する対策が進んでおり、壁にぶつかっています。
2位の鹿児島との試合で、現在の状況を打破し、成功のきっかけをつかむことができるでしょうか。これが沼津の真価が問われる瞬間です。
一方、鹿児島は前々節の富山戦で上位チームとの直接対決に勝利し、前節の福島戦でも3得点を挙げて勝利し、再びJ2昇格圏に浮上しました。
ロメロ・フランクや藤本憲明など、経験と質を備えた前線陣はリーグ屈指の破壊力を持っています。
どちらが自分たちの強みを最大限に活かし、勝利を手にできるか、非常に興味深い一戦となるでしょう。
明治安田生命J3リーグ 第18節
2023年7月16日(日)17:03KO
愛鷹広域公園多目的競技場
試合の幕が上がると、両チームは特徴的な布陣で攻めの布石を打つことを試みました。
しかし、序盤からボールを巧みに操るのはホームチーム、沼津でした。鹿児島の守備陣を翻弄し、ゴールへの脅威を発揮していました。
そして、37分の瞬間がやってきました。瞬時の攻守切り替えから、濱 託巳とブラウン ノア 賢信の息の合ったワンツーが繰り広げられ、鹿児島の守備陣を破りました。
最後はゴール前に駆け上がった濱が冷静にネットに流し込み、沼津が先制点を奪いました。
試合は62分にも見どころがありました。藤嵜 智貴がインターセプトからロングカウンターを仕掛けます。
約60~70メートルを疾走した藤嵜は、まるで守備陣の一員ではないかのような落ち着きを見せ、シュートをゴール右隅に突き刺し、追加点を挙げました。
沼津はその後もボールを保持されながらも、強固な守備で相手に決定機を許しませんでした。
結局、試合は2-0で終了し、沼津は6試合連続無敗を記録しました。まさに見応えのある試合でした。