沼津は最近2試合連続でドローに終わり、勝利に届かずにいます。そんな中、3試合ぶりのホームゲームで勝利を求めています。
前回の相模原戦では、今季初めて相手に得点を許さずに引き分けました。
試合終了までゴールが生まれず、スコアは0-0でした。
沼津は開幕からボールを支配しながら試合を進め、攻撃の統計データではリーグ上位に位置していますが、得点が伴わないというジレンマに悩まされています。
現在の状況を打破する鍵は、やはり得点力にかかっています。
「シュートを打つことが何よりも重要です。シュートを打たなければ得点は入りません。
そのために多くのチャンスを作り、得点率を高めるように取り組み、結果に向けて努力したいと思います」と、監督の中山雅史が述べています。
確実に得点できる機会を活かすことが最も重要です。
一方、福島は1勝4敗と厳しいスタートを切っていますが、攻撃面でも2得点しか挙げておらず、課題があります。福島を率いるのは、以前磐田で成功を収めた経験を持つ服部年宏監督です。
2021年シーズンには、磐田で服部監督がヘッドコーチ、中山監督がコーチを務め、J1昇格を達成しました。今回の指揮官同士の初対決には注目が集まります。
明治安田生命J3リーグ 第6節
2023年4月8日(土)14:03KO
愛鷹広域公園多目的競技場
前半から沼津がボールを支配する時間が長かったものの、福島はそのスタイルを理解し、守備陣を固め、ブロック内にボールを誘導しました。沼津は攻撃のリズムを上げるのに苦しみ、スコアは長らく動かずの展開でした。
しかし、後半に入ると、お互いにチャンスを作り始め、試合が活発になっていきました。
まずは77分、沼津がコーナーキックから篠崎輝和のヘッドで逸らされたボールを、持井響太が見事に決めて先制に成功。
しかし、そのわずか3分後、福島が左サイドを駆け上がり、ファーサイドでフリーになっていた古林将太がゴールを決め、試合が1-1に追いつきました。一進一退の攻防が続きました。
そして、試合終盤には、お互いに勝ち越す好機が訪れましたが、どちらもそれを活かすことができず、決定力不足が浮き彫りとなった激しい一戦となりました。