J3リーグの状況が大きく変わりました。チーム数は20に増え、下位チームとJFL(日本フットボールリーグ)上位チームとの入れ替えが現実のものとなりました。
これにより、プロサッカー選手たちは生き残りをかけて本気で戦うことになりました。
昨季、讃岐は17位で、成績からすると降格の可能性が高いとされていました。しかし、実は大きな変化が起こっています。
言ってしまえば、彼らは本当に強力なプロのチームに変身しました。
新しい監督は米山 篤志氏で、彼は川崎フロンターレのリーグ連覇を支えた実績を持っています。
選手の補強も竹内 彬強化部長の指導のもと、経験と実績を持つ選手やJFLで成功を収めたストライカーたちをバランスよく迎え入れました。
トレーニングマッチでは、チーム全体が何度もゴールに向かうプレーを披露しました。
開幕戦ではさらに高いレベルのプレーを期待できそうです。
一方、昨季の15位である沼津も再出発を図り、中山 雅史監督を招聘しました。彼は情熱的な指導者で、チームに新しいエネルギーをもたらしています。
鈴木 拳士郎、ブラウン ノア 賢信、渡辺 健太など、讃岐でプレー経験のある選手たちも多く在籍しており、ピッチでの活躍が楽しみです。
新しいシーズンが始まる前に、両チームが力を合わせて準備してきた成果が開幕戦で発揮されます。絶対に見逃せない瞬間です。
明治安田生命J3リーグ 第1節
2023年3月5日(日)14:03KO
Pikaraスタジアム
開幕戦はどちらも慎重なスタートから始まりましたが、徐々に試合は沼津のペースへと傾きました。31分、沼津が最初のチャンスを迎えました。
右サイドからの津久井匠海のグラウンダークロスに佐藤尚輝が反応し、フリーでシュートを打つも、讃岐の金井貢史らが必死にブロックしました。
そして、41分、沼津は中央から抜け出した和田育のシュートから、連続で5本ものシュートを放ちましたが、すべて讃岐の守護神に阻まれ、前半はスコアレスで折り返しました。
後半に入り、讃岐は川﨑一輝を投入しましたが、沼津のペースは変わりませんでした。69分、スルーパスで抜け出した和田がシュートを放つも、ゴール右へ。
72分、讃岐が決定機を迎えますが、GKの後ろで讃岐の奈良坂巧が驚異のブロックを見せました。しかし、試合は終盤に入り、90分、讃岐がチャンスをつかみました。
中央で森本ヒマンのプレーから右サイドに展開し、川﨑が送り込んだクロスを途中出場の吉田源太郎がファーサイドで合わせ、讃岐が先制点を奪います。
これが試合の決勝点となり、讃岐がホーム開幕戦を勝利で飾りました!スタジアムは熱狂に包まれました。