明治安田J3リーグの第2節では、ホーム開幕戦を迎える沼津が富山との対戦が控えています。
沼津は前回の開幕戦で試合終了直前に失点し、讃岐に敗れました。
しかし、プレシーズン期間中に築き上げてきたビルドアップや守備から攻撃への切り替えなどから、多くの得点チャンスを創り出しました。
安在 達弥選手は「感触は良い。全員で積み上げてきたものをピッチで表現することができた」と述べ、今季への期待感を示しました。
しかし、中山 雅史監督は「それでも結果が欲しかった。現状に満足することなく、やっていかなければいけない」と強調しました。
特に得点が挙げられなかった決定力の問題に焦点を当て、今週の練習で改善を図りました。したがって、新たに先発した津久井 匠海選手や和田 育選手には、ゴールを期待しています。
一方、富山は開幕戦でYS横浜に競り勝ち、昨季途中から指揮を執った小田切 道治監督の下で、昇格への良いスタートを切りました。
前季にはJ3で最多の勝ち点60を獲得しながら昇格には手が届かなかったため、今季はその悔しさを晴らすためにも、2シーズンぶりの開幕連勝を目指しています。
明治安田生命J3リーグ 第2節
2023年3月12日(日)14:03KO
愛鷹広域公園多目的競技場
沼津は、流動的なポジショニングと安定したボールキープでゲームの主導権を握りました。前半終了間際、持井響太がGKに倒されて獲得したPKを自ら冷静に沈め、リードを奪いました。
後半も沼津がペースを支配し、76分にはこぼれ球を詰めた菅井拓也のゴールでリードを広げました。
対照的に富山は、86分にアルトゥール・シルバのゴールで一矢報いましたが、沼津の流動的なポジショニングとボール回しに苦しむ展開で、小田切道治監督は「自分たちは何もできず、沼津さんのやりたいことが出たゲームだった」と述べ、完敗を認めました。
これで富山は今季初の敗戦となりました。
沼津は開幕戦に続き、充実のプレーを披露し、今節では「とにかく結果が欲しかったので、勝点3を取れたことがすべて」と中山雅史監督が述べる通り、ホーム開幕戦で初勝利を手にし、新たな体制での大きな一歩を踏み出しました。
スタジアムは喜びに包まれ、期待が高まっています!