サッカーといえば、「ゴールキーパー」、「ディフェンダー」、「ミッドフィルダー」、「フォワード」のポジションに分けられることが多いと思います。しかし、サッカーの試合をテレビなどで観戦していると、各選手のポジションを紹介されることがあると思いますが、「ミッドフィルダー」という単語を聞くことはあまりないのではないでしょうか。
そこで今回は、サッカーの「ミッドフィルダー」とはどのようなポジションなのか、役割や有名な選手を詳しく解説していきたいと思います。
サッカーのミッドフィルダーとは？
「ミッドフィルダー」は、ポジション名というよりも総称に近いと考えた方が良いかもしれません。「ミッドフィルダー」はサッカーのピッチを上から見たときに、真ん中辺りに位置している選手のことを示し、中央付近にいることから「中盤」と呼ばれることもあります。
「ミッドフィルダー」に区分されるのは、「トップ下」、「インサイドハーフ」、「ボランチ」、「アンカー」、「サイドハーフ」などのポジションです。これらのポジションをまとめて表記するときに使われるのが「ミッドフィルダー」なので、間違わないようにしましょう。
MFの役割とは？
「MF」（ミッドフィルダー）がどこのポジションのことを示しているかは分かりましたが、どのような役割を果たしているのでしょうか。
現代サッカーは試合の中でポジションが変わってくる傾向があり、中盤の「MF」には様々な役割が求められるようになっています。
「MF」は攻撃時にはドリブル、パスでのビルドアップやチャンスメイク、シュートを打ったり、前線に飛び出してゴールに関わったり、守備時には相手選手をマンマークしたり、適切なポジショニングを行ない、パスコースを限定することなどが役割です。
ミッドフィルダーの有名な選手を紹介！
「ミッドフィルダー」のポジションにはどの時代にもスーパースターが存在し、多くのサポーターから愛されてきました。では、現在の「ミッドフィルダー」のポジションにはどのような選手がいるのでしょうか。
現役で活躍している「ミッドフィルダー」の選手を紹介していきたいと思います。
久保建英
日本が世界に誇る「ミッドフィルダー」の選手といえば、久保建英選手が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
現在、久保建英選手はレアル・ソシエダ（スペイン）に所属し、日本代表でも中心選手として活躍しています。
久保建英選手はバルセロナの下部組織に所属していたこともあり、ドリブル、パスといったテクニックに優れた選手で、得点を奪うこともでき、アシストもすることができる選手です。
特に、細かいタッチや緩急を使ったドリブルは世界トップクラスで、脚の振りが速いシュートや精度の高いスルーパスを武器としています。
ジュード・ベリンガム
現在、サッカー界で最も勢いのある「ミッドフィルダー」なのが、レアル・マドリード所属のジュード・ベリンガム選手です。
ジュード・ベリンガム選手は「ミッドフィルダー」の選手ながら、高い得点能力を持ち合わせている選手で、推進力、キープ力、運動量、テクニック、フィジカル、インテリジェンスなどの能力が全て高水準といわれるほど、バランスが取れています。
特に、ジュード・ベリンガム選手は2列目からの飛び出すタイミング、ポジショニングセンスが秀逸です。
ロドリ
スペイン代表で、マンチェスター・シティに所属するロドリ選手は、いわゆる「アンカー」と呼ばれる守備的なポジションでプレーする「ミッドフィルダー」の選手です。
ロドリ選手は高いサッカーIQを有していて、足元の技術が高く、強烈なミドルシュートやインテリジェンスの高さを活かした守備力を武器としています。
ロドリ選手は中盤の底でビルドアップやゲームメイクの役割を果たすことが多く、サッカーIQの高さと判断力、視野の広さを活かし、ワンタッチパスなどの少ないタッチで相手のプレッシャーを躱す選手です。
まとめ
今回はサッカーの「ミッドフィルダー」とはどのようなポジションなのか、役割や有名な選手などについて解説してきました。
「ミッドフィルダー」は「トップ下」、「インサイドハーフ」、「ボランチ」、「アンカー」、「サイドハーフ」といったポジションの総称で、ピッチを上から見たときに真ん中辺りにいる選手のことを示しています。
「ミッドフィルダー」は攻撃にも守備にも関わることが求められ、場合によってはチームの勝敗に直結してしまうポジションです。
サッカーを見るときは、「ミッドフィルダー」の動きに注目してみましょう。
