皆さんはサッカーのスローインがどういうものかご存じでしょうか。また、2024シーズン、Jリーグ・FC町田ゼルビアが多用しているロングスローですが、どのような特徴があるのか気になりますよね。
そこで今回は、サッカーのスローインとはどういうものなのか、ロングスローの特徴についても紹介していきたいと思います。
サッカーのスローインとは?やり方も紹介!
フットサルやビーチサッカーでは、タッチラインを割った場合には、ボールを蹴って再開されるキックインを採用していますが、サッカーでは両手で投げ入れるスローインが使われます。
スローインとは、ボールがピッチの両サイドに引かれているタッチラインを完全に割って、外に出たときに適用となるプレーです。スローインを行なうのは、ボールがタッチラインを割るときに最後に触った選手ではなく、相手チームとなります。
スローインのやり方は?
サッカーのスローインはやり方が決まっており、正しく行わなければ、ファウルスローとなってしまいます。
特に、Jリーグではスローインのやり方に関してかなり厳しく、移籍してきたばかりの外国籍選手がファウルスローと判断されることが少なくありません。
それでは、ファウルスローにならない正しいスローインのやり方を詳しくみていきましょう!
両手でボールを投げる
スローインを行なう際には、しっかりと両手でボールを掴み、投げなければなりません。Jリーグでは、少しでも片手になった場合でもファウルスローとなるので注意しましょう。
両足は地面につけておく
スローインを行なうときに少しでも飛距離を出さそうとして、足が地面から離れてしまうケースがあります。
しかし、スローインをするときには、両足は地面につけておかなければなりません。左右どちらかの足が少しでも離れてしまった場合はファウルスローとなりますが、つま先などの一部が触れていればOKです。
タッチラインを越えない
ピッチ内にいる選手に近づこうと、タッチラインのギリギリからスローインを行ないたいと思う人は多いと思いますが、ラインを踏み越えてしまうとファウルスローとなります。
しかし、タッチライン上に足が乗っかるのは問題ないので、スローインを行なうときには注意しましょう。
後頭部の方から投げる
サッカーのスローインはバスケットボールのように、自分の胸の前から投げ入れることは認められていないので、後頭部の方から投げるように意識して行ないましょう。
つい、スローインは早く投げ入れることを意識して頭の上からやってしまうかもしれませんが、ファウルスローになってしまうので、注意しましょう。
サッカーのロングスローの特徴も紹介!
2024シーズン、Jリーグではロングスローを多用した戦術がトレンドとなっています。ロングスローを上手く活用しているのは、今シーズンからJ1に昇格したFC町田ゼルビアです。FC町田ゼルビアを率いている黒田剛監督は、サッカーの名門・青森山田高校でもロングスローを用いた戦術を使っており、チームに多くのタイトルをもたらしてきました。
数十メートル先まで飛ばすのがロングスローと言われていますが、どのような特徴があるのでしょうか。
サッカーのロングスローの特徴、メリットを紹介していきたいと思います。
チャンスメイク
ロングスローを行なう上で、大きな特徴なのはスローインからゴールに迫ることができることではないでしょうか。
ロングスローを行なうことができれば、スローインからコーナーキックなどのようなセットプレーと同じシチュエーションで攻めることができ、手でボールを扱うのでより正確に狙うことができます。
そのため、相手ゴールが近い位置からロングスローを行なえば、決定的なチャンスを生み出すことが可能です。
プレーの制限
ロングスローをよく行なうことで、相手チームのプレーを制限することに繋がります。
ロングスローを多用するチームと対戦した場合、自陣に近い位置からスローインを行なわせないためにも、安易にクリアをすることができなくなるのではないでしょうか。それにより、プレーに迷いが生まれ、失点に繋がるケースも少なくありません。
まとめ
今回はサッカーのスローインとは何なのか、ロングスローの特徴も紹介してきました。
サッカーのスローインとは、ボールがタッチラインを割ったときに適用されるプレーで、ボールを投げ入れて試合が再開されます。スローインはやり方が決まっており、正しい方法で行なわないとファウルスローとなるので注意しましょう。
また、ロングスローはFC町田ゼルビアが用いている戦術で、スローインから一気に相手ゴールに迫ることができ、プレーの選択肢を奪うことができるという特徴があります。