皆さんは、サッカーのオフサイドとはどのようなルールであるかご存じでしょうか。
初心者の人がサッカーのルールの中で最も難しいと感じるのがオフサイドだと思います。
近年のサッカーでは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)という、映像でファウルやゴールに関わるプレーをチェックすることができるようになり、2022年からはオフサイドの新ルールが検討されているとか。
そこで今回は、サッカーのオフサイドについての基本や新ルールについて詳しく解説していきます。
サッカーのオフサイドとは?
サッカーのオフサイドはいくつかの条件で発生するルールで、初めて試合を観戦した人は理解できないことが多いと思います。サッカー初心者の人が試合を観ても、オフサイドを理解できるように、なぜ、そのようなルールが制定されたのか詳しく見ていきましょう。
サッカーのオフサイドは、攻撃している選手が相手のゴール前で待ち伏せし、簡単にゴールをさせないために作られたルールです。
オフサイドが適用された場合は、相手チームに間接フリーキックが与えられるので、覚えておきましょう!
オフサイドになる場合とならない場合の違いは?
オフサイドが相手のゴール前で待ち伏せし、簡単にゴールをさせないためのルールだということは分かっていただけたかと思いますが、どういった状況で適用されるのでしょうか。
サッカーはスピード感があるスポーツで、ファウルからリスタートするまでが早いチームもあり、状況を理解する暇がありません。
そのため、より深くサッカーを楽しむのであれば、オフサイドとはどのような状況で適用されるのか把握しておく必要があります。
オフサイドになる場合とならない場合の違いを詳しく見ていきましょう。
なる場合
オフサイドが適用されるのは、攻撃側の選手がオフサイドラインから飛び出してボールを受けた時です。オフサイドラインは一番ゴールに近い守備側の選手が基準となり、それよりも奥でボールを受けてはいけません。
また、見方選手がシュートを打ったときに、オフサイドポジションにいてこぼれ球をシュートしたり、GK(ゴールキーパー)の視線を遮った場合もオフサイドになりますし、ボールをもらう前にオフサイドラインを飛び出していて、パスを受けるときにラインより手前に戻っても適用されます。
ならない場合
オフサイドにならないためには、攻撃側の選手がオフサイドラインよりも手前でパスを受けるか、絶妙なタイミングで抜け出すことで必要があります。
特に、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入後はかなり厳しくオフサイドかどうか判断されているので、抜け出すタイミングが難しくなっているのが現状です。
また、CK(コーナーキック)を蹴るときやスローインが行われるときには、オフサイドは適用されてないので、ラインを飛び出していても問題ありません。
オフサイドの新ルールとは?
2022年頃からオフサイドの新ルールが検討されており、これまでとは大きく変わる内容になっています。
現在のオフサイドのルールは、ハンドが適用される部分を除いた体の一部がオフサイドラインを越えたら適用されるというものです。しかし、検討されている新ルールは、攻撃側の選手のハンドが適用される部分を除く体の一部がオフサイドラインよりも後ろに残っていれば適用されません。
2024-2025シーズンでのオフサイド新ルールの導入は見送られていますが、新しくなった場合はかなり攻撃側の選手が有利となります。
まとめ
今回はサッカーのオフサイドとはどのようなルールなのか、基本的な事から検討されている新ルールについて詳しく解説してきました。
サッカーのオフサイドは、攻撃側の選手が相手ゴール前で待ち伏せし、簡単にゴールするのを防ぐためのルールです。
守備側でゴールに最も近い選手がオフサイドラインの基準となり、このラインを超えてボールを受けたり、攻撃に参加した場合にオフサイドが適用されます。
新ルールのオフサイドはかなり攻撃側の選手が有利となるので、いつ導入されるのか注目していきましょう。